シングルマザーの再婚が反対される理由は?安心して認めてもらう方法を解説

離婚を経験したシングルマザーの方も、ふとした瞬間に「一緒に生きていける夫がいれば……」と思うことはありますよね。

今の生活を支えてくれるだけではなく、子どもが独り立ちしたあとの人生を一緒に歩んでいける存在がいるというのは、とても心強いものです。

再婚を決めるからには、周りからも自分と子どもの幸せを願って祝福されたいですよね。

しかし、シングルマザーの再婚は、離婚経験があることへのマイナスイメージや、「子どもと新しい父親がうまくやっていけるか不安」といった原因から、反対を受けてしまうこともあるのです。

中でも、相手や自分の親から反対されるケースが多くなっています。
あなたを心配しているからこその反対だったとしても、愛する相手との門出なのだから、気持ちよく賛成してもらいたいものです。

この記事では、シングルマザーが再婚を反対される理由と、その対策についてご紹介していきます。

シングルマザーの再婚が反対される理由

それでは、さっそくシングルマザーの再婚が反対される理由について解説していきます。

シングルマザーの再婚を反対するのは、やはりお互いの親や家族でしょう。
彼が初婚である場合は特に、「何もわざわざシングルマザーを相手に選ばなくても……」と思われてしまうことも。

確かに、結婚と同時にいきなり子どもの親になるというのは、精神的にも金銭的にも負担の大きいイメージが強いですよね。

具体的には、以下の3つのパターンで反対されるケースが多いようです。

  1. 子どもとの関係性の不安
  2. 離婚経験のマイナスイメージ
  3. 離婚の原因に納得できないから

詳しい内容について、順番に見ていきましょう。

子どもとの関係性の不安

やはり「新しい父親と子どもがうまくやっていけるか」ということが、あなたや相手のご家族がもっとも心配するポイントではないでしょうか。

ずっと一人で子どもを育ててきた母親からすれば、頼れるパートナーができるのは喜ばしいことですよね。
しかしながら、養父による連れ子の虐待事件の報道はあとを絶たないのも現状。

あなたの親は、あなたや子どものことを大切に思うからこそ、「私たちの孫もあんな目に遭ってしまうんじゃないか」と不安になってしまうのです。

また、あなたの子ども本人から反対されてしまうケースもあるでしょう。
理由はいろいろ考えられますが、「母親を取られるような気がする」「再婚相手を父親と思えない」「心の準備ができていない」といったところが多いかと思います。

子どもにとって、新しい父親ができるというのはとても大きな出来事です。
いくら血の繋がった子だからといって、あなたが愛する人を、父親として素直に受け入れられるとは限りません。

また、子どもが思春期に差し掛かっているなら、「自分の親が恋愛している」ということを複雑に感じてしまうかもしれませんね。

離婚経験のマイナスイメージ

特に相手の親は、あなたの離婚経験に対するマイナスイメージから、再婚に反対してくることも多いでしょう。

2019年の厚生労働省の調査結果によると、3組に1組の夫婦が離婚しているのが現状。
参考:令和元年(2019)人口動態統計(確定数)の概況(厚生労働省)

今や離婚は決して珍しい話ではありませんが、20代以上の子の親世代となると、やはりまだまだマイナスイメージが根強く残っているものです。

「何か性格に問題があるのではないか」「離婚を繰り返すのではないか」と心配されてしまうことも……。
もしもあなたが彼の初婚の相手なら、なおさら相手の親の反応は芳しくないかもしれません。

離婚の原因に納得できないから

こちらも、相手の親から反対されるケースで多い理由です。

彼の親と話す中で、以前の離婚の原因を尋ねられることもありますよね。
そのときに「100%元夫が悪かったんです!」といった答え方をしてしまうと、たとえそれが事実であったとしても「この人はすぐ相手のせいにする人なんだな」という悪い印象を与えかねません。

実際のところ、離婚の原因は「性格が合わない」が男女ともに一位となっています。

男性 女性
1位 性格が合わない 性格が合わない
2位 精神的に虐待する 生活費を渡さない
3位 その他 精神的に虐待する

参考:裁判所|平成29年 司法統計19  婚姻関係事件数  申立ての動機別申立人別  全家庭裁判所

つまり、どちらかだけに非があって別れてしまうのではなく、二人の相性が合わなくて離婚に至るケースが多いということ。

相手の親にとっては、「どちらが悪かったか」ということではなく「以前の失敗からちゃんと学べているかどうか」ということのほうが、よっぽど重要に感じられるものです。

なので、全責任を元夫に押しつけるような考え方は避け、「見抜けなかった自分にも多少の責任はある」と受け止めるようにしましょう。

シングルマザーの再婚を認めてもらう方法

シングルマザーの再婚が反対される具体的な理由について解説してきました。

それでは、再婚を認めてもらうにはどうしたらいいのでしょうか。

相手や自分の親に再婚を反対されつづけると、つい「もう親とは縁を切る!」なんて過激なことを考えてしまいますが、シングルマザーの再婚に焦りは禁物です。

あなた自身はもちろん、大切なお子さんも一緒に幸せになるためには、以下の3点を意識して行動してみましょう。

  1. 時間をかける
  2. 再婚がうまくいく根拠を示す
  3. 自分を知ってもらい、相手を知る

自分の考えを頭ごなしに否定されると、ついヒートアップしてしまいがちですが、まずはいったん冷静になって。
穏便に再婚を進めていくための方法を、一つずつ解説していきます。

時間をかける

現時点で親から再婚を反対されている場合、この先数か月で賛成してもらえるなんてことは、かなり稀でしょう。
まずは、長期戦を覚悟したうえで説得に臨む必要があります。

あなたの親から反対を受けている場合は、「自分が選んだパートナーなのだから認めてほしい」と、諦めずに意思表示をし続けることが大切です。
なかなか認めてもらえない場合もあるでしょうが、あくまでも彼を守る態度を示しながら、二人で一緒に前向きな解決策を探りましょう。

また、相手の親に反対されている場合、粘り強くやり取りを重ねれば、だんだんあなたの覚悟が伝わるはず。
時間をかけることによって、初めは頭ごなしに否定していた相手の親も次第に頭が冷えてきて、前向きに考えてくれるようになるかもしれませんよね。

再婚がうまくいく根拠を示す

あなたと彼の覚悟がどんなに固くても、なかなか再婚に賛成してもらえないケースもあるでしょう。
そんなときは、「再婚がきっとうまくいく」という具体的な根拠を示してみるのもおすすめです。

例えば、金銭面で彼だけに負担がかかることを心配されている場合、「手に職をつけるため、今資格の勉強をしている」と言うことができれば、相手の親にとっては大きな安心材料となりますよね。

また、彼と子どもの関係がうまくいくかどうかを心配されるケースも多いはず。
彼と子どもの関係が良好であることをアピールするためには、彼が子どもと一緒に写っている写真を見せたり、一緒にお出かけしたエピソードを話したりするのも効果的です。

自分を知ってもらい、相手を知る

相手の親は、あなたがどんな人なのかわからないからこそ「バツイチ子持ち」という事実だけにとらわれて不安になっているものです。
つまり、あなたの人となりをきちんと知ってもらわないことには、相手の親を説得するのはとても難しいということ。

反対に、誠意をもってあなた自身の情報を伝えることができれば、あなたの好感度は一気にアップするでしょう。
離婚に至った理由や、今の仕事の話、今後のキャリアについて考えていることなど、相手の親が心配しているポイントを一つずつ丁寧に話していくといいですね。

また、あなたも相手のことをきちんと理解することが大切です。
「彼のことはよく知っているけど、彼のご両親のことはあまり知らない」というのは、決して珍しい話ではありません。
だからこそ、まずは相手の価値観や考え方を受け入れて、歩み寄ろうとする姿勢を見せることが重要になってくるのです。

シングルマザーの再婚を祝福してもらうポイント

シングルマザーが周りに再婚を祝福してもらうための一番のポイントは、「子どものことを第一に考えている」ということでしょう。

どんなに素敵な人に巡り会えたとしても、子どもの気持ちを二の次にして自分の欲望のままに再婚を決めてしまっては、周囲から「ちょっと身勝手なんじゃない?」と思われかねません。

子どもの気持ちを尊重し、一緒に過ごす時間を大切できる環境が整ってから決めた再婚ならば、きっと祝福してもらえるはずです。

また、「次の結婚こそ絶対幸せなものにする!」という覚悟を決めることも大切。

覚悟といっても、気持ちの問題だけではありません。
元夫と離婚することになったとき、もしくは離婚後に、頭によぎった後悔はありませんか?
「もうちょっとこんなふうにすれば良かった」「あれは私が悪かったな」と思うこと、きっと一つや二つはありますよね。

再婚において大切なのは、そのような同じ後悔をくり返さないことです。
離婚経験があるからこそ、そのときの反省点を無駄にせず、彼との新しい関係を作り上げていきましょう。
そんなあなたのがんばりが、きっと周囲からの祝福へとつながります。

シングルマザーの再婚後のトラブル・注意点

数々の困難を乗り越えて、ようやく彼と結ばれたときの喜びは、きっと何にも代えがたいものでしょう。

しかしながら、結婚と同様、再婚も決してゴールではなく、新たな生活の始まりであることを忘れてはいけません。

くり返しになりますが、一番に考えるべきなのは子どものことです。
厳しい言い方になりますが、再婚というのはあくまでもあなたの都合に過ぎません。

物心のついた子どもにとって、いきなり父親ができるというのはとても大きな出来事です。
なかなか心の整理がつかなかったり、環境の変化に慣れなくてしんどい思いをしたりといったことは、十分に考えられますよね。
小さな変化にも気づけるよう、再婚前以上に気を配ってあげましょう。

また、義理父による子どもの虐待というのも、残念ながら珍しいことではありません。
子どもにとっては、あなたが一番の救いです。万が一、虐待の兆しに気づいたら、迷わず児童相談所に相談しましょう。

また、再婚を認めてくれたとしても、お互いの家族が原因となってトラブルが起こる可能性もあります。
中には、「相手の家族となじめない」「よそよそしい態度を取られる」といった悩みをお持ちの方も。

確かに、子どものいない初婚の女性と同じように接してもらえるとは限らないかもしれません。

ですが、そこで「どうせ私はバツイチ子持ちだから」と落ち込んでも、何の解決にもなりません。
事実は事実として受け止め、「どうしたら親子としての信頼関係を結べるか」ということを前向きに考えていきましょう。

まとめ

シングルマザーの再婚が反対される理由と、その対策についてお伝えしてきました。

再婚を決めたあなたとお相手からすれば、周囲からの反対というのはかなりショックな出来事かもしれません。

ですが、反対されたからといって、すぐに諦めてしまうのは絶対にNG。
逆境に立たされたときこそ、「自分と子どもにとって、何が一番の幸せなのか」ということを改めて考えてみましょう。

そこで出た結論がやっぱり「再婚」なら、周りの人、特にお互いの家族に認めてもらえるよう、粘り強く努力するべきです。

反対を経て再婚を実現することができれば、二人で困難を乗り越えたことによって、彼との絆もよりいっそう深まるはず。
また、「再婚は決して簡単なことではない」と身をもってわかっているからこそ、ようやく手に入った幸せを大切にできるものです。

「あのときやっぱりこうしておけばよかった」と後悔しないためにも、できることからぜひ始めてみてください。

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